自販機に監視カメラ——となると、使い方一つで中国よりもっと密な監視社会になってしまうかもしれない。「法律に違反することをやってないならいいじゃないか」というのは一つの理屈だが、いつ、どんな法律ができるか分からない、ということも考えておいたほうがいい。
https://www.townnews.co.jp/0602/2020/06/19/531237.html
小型の防犯カメラを搭載した自動販売機がこのほど、鎌倉駅前に登場して話題となっている。
これは井上蒲鉾店(牧田知江子社長)が、同社の店頭に設置したもの。導入したのはアサヒ飲料(株)とNEC(株)が共同開発した「みまもる自販機」と呼ばれる新しいタイプで、撮影した画像をインターネット上のクラウドで最大2週間、自動的に保管できるのが特徴だ。
これまでも防犯カメラ付きの自販機はあったが、その多くはカメラにSDカード等が内蔵されたもの。メンテナンスに手間がかかるうえ、映像を記録したメディアを持ち去られる危険性もあった。しかしクラウドを利用することでプライバシー管理も厳格化できるほか、事件や事故が発生して捜査機関等から映像の提出を求められた際にも、迅速に対応することが可能になるという。
アサヒ飲料では同タイプの1号機を昨年9月、横須賀市に設置。現在は首都圏を中心に普及を進めており、今回が県内では3例目、市内では初めてとなる。
設置を決めた井上蒲鉾店の牧田芳明取締役は「鎌倉は観光客をはじめ多くの人が訪れる場所なので、防犯カメラがあることが街の安全・安心の一助になれば」と話している。