県は9月1日から横須賀・三浦地域を中心とする医療機関で患者のカルテなどの情報を共有するシステム「さくらネット」を本格稼働した。情報通信技術(ICT)を活用し、電子カルテや薬の処方歴、検査結果などの情報を病院や薬局、介護施設など参加機関で共有。限られた医療資源の有効活用を図るとともに、患者の利便性を高めたいとしている。
同システムには5市1町3区(逗子・横須賀・三浦・鎌倉・藤沢市、葉山町、横浜市戸塚・金沢・栄区)にある計269施設が参加。4月に関係医療機関で組織された「一般社団法人さくらネット協議会」が主体となって運用する。県内で同様のシステムは2019年に始まった横浜市東部の「サルビアねっと」に次いで2例目。
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