神奈川県内で30日、新型コロナウイルスに感染した横浜市の70代男性と横須賀市の90代女性の死亡と、84人の感染が明らかになった。このうち30人が感染経路不明。県や、横浜、川崎など6市の保健当局が発表した。1日当たりの感染者が100人を下回るのは24日以来。
横浜市によると、死亡した男性は14日に陽性が判明。28日に死亡した。26人の感染も発表。クラスター(感染者集団)が発生した生麦病院(鶴見区)で新たに患者1人の感染が分かり、クラスターは計9人になった。
横須賀市によると、死亡した女性は23日に発熱し、翌日の検査で感染が分かり入院した。また、3人の感染を発表した。うち30代男性は店員4人の感染者を出した居酒屋の店員。同店の感染者は計5人となりクラスターと認定した。
県は37人を発表。このうち20人は東海大湘南キャンパス(平塚市)で活動するラグビー部員。同キャンパスの感染者は29人となり、クラスターと認定した。晃風園デイサービスみのり(大和市)で職員ら8人、みどり野リハビリテーション病院(同市)で患者1人の感染が分かり、クラスターはそれぞれ計14人、計12人になった。
藤沢市は7人の感染を発表した。うち4人は同じサービス付き高齢者住宅の入居者。既に別の入居者2人の感染が判明しており、クラスターと認定した。
相模原市は3人の感染を発表した。このうち60代女性は中央区の老人ホームの職員。クラスターは計9人となった。
茅ケ崎市は6人の感染を発表した。うち80代男性は重症。同居家族の感染が判明し、いったん検査で陰性とされた後に発症し、呼吸苦など症状が悪化した。
川崎市は70代女性と40代女性の2人の感染を発表した。ともに感染経路は不明という。
神奈川県内で29日、新型コロナウイルスに感染した横浜市の80代女性の死亡と、151人の感染が明らかになった。感染者のうち67人が経路不明。県や、横浜、川崎など5市の保健当局が発表した。
横浜市によると、死亡した女性は今月5日に感染が分かり、治療を受けていた。また、81人の感染を発表。このうちクラスター(感染者集団)が発生した市内の認可外保育施設で職員1人の感染が分かり、感染者は計13人に。市内の老人ホームでは入所者ら13人の感染が確認され、これまでの判明分と合わせて感染者は14人となり、新たなクラスターとなった。
県は20人の感染を発表。いずれも大和市内にあり、これまで4人の感染者が出ている高齢者施設で入居者1人と施設関係者1人、これまで8人の感染が分かっている「みどり野リハビリテーション病院」で職員1人と患者2人の感染がそれぞれ分かり、新たにクラスターに認定した。
相模原市は11人の感染を発表した。このうち既に入所者1人が感染している中央区の特別養護老人ホームで職員1人と入所者3人の感染が分かり、新たにクラスターに認定。相模原南署(南区)では署員1人の感染が判明し、クラスターは11人となった。
横須賀市は2人の感染を発表。30代の男性会社員はクラスターが起きた京浜急行バス衣笠営業所で勤務する運転手で、同営業所の感染者は計6人となった。